柏工業を支える屋台骨として。
持ちうるすべての技術で、
ミクロンの精度を具現化する。

加藤 貴之

製造部 NCグループ 
2000年入社  

一朝一夕で身につく技術は存在しない。
だから、この仕事はいつまでも面白い。

NC旋盤というコンピュータ制御による工作機械を用いて、設計図面通りの製品を作るのが製造部の仕事です。具体的には制御プログラミングによってNC旋盤を操作し、精密切削品のほか、シャフトをはじめとした自動車部品の製造・加工を手がけています。私が所属するNCグループが担っているのは、主に多品種・小ロット生産の製品。さまざまな製品に一貫して携わるため、幅広い技術や知識、対応力を身につけることができます。
その際、簡単なプログラミングからスタートし、徐々に難易度を増していくのが柏工業のやり方。段階的に技術を身につけられるため、仕事の度に達成感を味わえます。また切削加工技術には「剛性」や「熱変形」という言葉があります。振動や摩擦熱が加工精度にも影響を及ぼすため、プログラムを組む際にはそれらも加味しなければなりません。その点では、自分が思い描いた通りの形になっていく面白さは格別ですし、自社製品が組み込まれた車が走行している姿を通して仕事の成果も実感できます。

圧倒的なスケール感を目前にして芽生えた、
技術者としての探究心。

モノづくりにゴールはありません。入社以来、17年間製造に携わってきた今も、初めて経験することがあります。技術者として大切なのは、その時に「考える」こと。真因を追及し、工程改善を繰り返しながら完成度を高めていくのは、モノづくりの醍醐味だと思います。
また技術の追求だけでなく、仕事のスケール感も柏工業の特徴。現在、国内の車市場はすでに需要・供給ともに飽和状態にあります。そんななか、柏工業は2011年に海外進出を果たし、タイを拠点に販路を拡大。私は技術指導として立ち上げに携わりました。同時に、そのスケール感を目の当たりにしたことで、日本のモノづくりに携わる一員として一層頑張ろうという気持ちも芽生えました。
柏工業を一言で表すなら、自分の夢や目標を叶えられる場所。それはモノづくりに関してだけでなく、人として幸せを追求することも含めてです。事実、得られるのは仕事のやりがいだけではありません。給与面でもしっかりと評価してくれます。自分の中で「将来はこうなりたい!」という目標がある人にとっては魅力的な環境だと思います。

PROFILE

同社のモノづくりを支える製造部において、主力メンバーとして活躍。海外工場の立ち上げにも携わるなど、実績は十分。頼れるリーダーとして技術チームを牽引している。

加藤 貴之
製造部 NCグループ